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歯科修復物は消耗品

家庭で使っている電化製品、自動車のタイヤなどの部品は使えば当然ですが消耗します。いわゆる「消耗品」です。自動車本体も法律上耐用年数が定められています。すべてのものはそうですが、使えば消耗しますし、使わなくても劣化していきます。人間が作製したものに永遠不滅というものはありません。
 
歯科医院で「詰めたもの、被せたものは一生持ちます」と言われたことはあるでしょうか?一見まともそうですが、歯科修復物にもやはり寿命があります。使えば消耗していきますし、使わなくても口の中の環境により劣化していきます。
 
口の中は天文学的なレベルの細菌群が常在しています。食べ物の種類によっては、硬いもの、酸性の強いものなどがあり、これらを咀嚼することにより歯を痛めつけています。またご自身自らも、ブラキシズム(歯軋り、食いしばりなど)、噛み癖などで歯を傷つけています。
 
口の中の環境は平熱の状態で36,5℃ですが、これは猛暑日の気温です。口腔内の暑さに噛み癖などの力が加わり、食べ物の酸が追い討ちをかけ、仕上がりは細菌の産生する酸や毒素です。こんなすごい環境下、歯科医院で作製装着した充填物やクラウンなどの歯冠修復物が人の年齢にもよりますが、その人の存命中もつでしょうか?年齢が若いほどもたないと思いませんか?
 
そうです!義歯を含め歯科修復物もある時期になると、取り替えをする、調整をするなどの必要があるのです。気軽に歯科医院で修復すればそれでおしまいで安泰などとは考えないでください。一度悪くした歯は、常に注意を払わないといけません。歯科修復物にもいい材料はありますが、エナメル質などの天然のものにはかないません。このことを認識していただき、日々のセルフケアはもちろんのこと、定期的な歯科医院での健診を受けることをお勧めします。

番町歯科クリニック
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