〒760-0017
香川県高松市番町4丁目11番3号
お問合せTel 087-861-0008

歯に感謝

高齢者の方に若いときしていればよかったことというアンケートをとると、歯の健診や治療・予防など歯に関することが上位にきます。歯は80歳で20本残そうという「8020」も定着してきて、かなり関心が増えたとは思いますが、まだまだ「たら」「れば」になっているようです。
 
なぜ若いときに歯に関心を寄せないのか?それは健全歯があり何自由なく咀嚼ができるため、当たり前すぎているのかもしれません。いつもの日常なため、ついつい関心も興味も示さない。ところが人も年齢を重ねていくと、あらゆる組織・器官が消耗していきます。
 
硬い組織である歯も例外ではありません。食べ物の酸などの科学的刺激、熱いもの・冷たいものなどの冷温熱刺激、食べ物の硬さによる刺激、また自己が行うくいしばり(クレンチング)などの物理的刺激、天文学的数値の口腔常在菌による影響など、日々これらの刺激に歯や歯周組織は耐えています。
 
 毎日のことですので、余り気にもなりませんが、毎日毎日歯や歯周組織も少しずつですが消耗しています。そしてあるときその多くは中年期以降に顕著に出てきます。それが歯では虫歯(カリエス)であり、歯の破折、咬耗です。他方、歯周組織では歯肉(歯茎)からの出血、腫れ、排膿、歯の動揺そしてついには自然脱落。
 
 中年期以降は口からしっかり咀嚼することが、身体だけでなく脳の健康維持にすごく重要になります。歯を失ってから気付くのではなく、歯の重要さを普段から、若いうちから認識していただきたいものです。
 
 そして一生歯・口腔のことを任せられるかかりつけ歯科医を持つことをお勧めします。愛歯教ではないですが日々「歯に感謝」です。

番町歯科クリニック
〒760-0017
香川県高松市番町4丁目11番3号
お問合せTel 087-861-0008

許可なく複製を禁じます