歯ぎしりにナイトガード（スプリント）は必要か？

夜間歯ぎしりをする場合があります。原因はまだ解明されていませんが、ストレスや咬合不調ではないかと言われます。歯ぎしりをするご本人は寝ていて分かりませんが、すぐ近くで寝ている人にとっては大変迷惑で寝にくいことになります。

歯ぎしりで口腔内に装着する装置であるナイトガード（スプリント）を用いるのは、歯ぎしりの急性期の激しい場合がいいと思います。長期にわたり使用することはお勧めできません。装置装着で歯並び・咬合関係が変化する可能性があります。歯は軟組織の筋肉の作用で動きます。決して歯が萌出してから三次元的に動かないということはありません。歯はダイナミックに動きます。

歯ぎしりやくいしばりも顎顔面部の筋肉の緊張で誘発されるのではと思います。咬合関係が不調だと口腔を形成する筋肉も緊張状態になっています。これに精神的ストレスが追加で加わると歯ぎしりやくいしばりも増幅されてしまいます。ストレスマネージメントも重要ですし、咬合関係いわゆる三次元的なかみ合わせも重要になります。

この２本柱すなわちストレス管理と咬合管理でかなりの歯ぎしり・くいしばりは軽減されています。ナイトガード（スプリント）などの口腔内装置を使う必要はかなり少なく出来ます。夜間の歯ぎしりや昼夜問わずのくいしばりでお困りの方は番町歯科クリニックにお越しください。

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