部分義歯の多様性
歯を失うとその機能回復のため歯科ではいろいろなアプローチをします。インプラント、ブリッジそして義歯。この中で一番オーソドックスな方法それは義歯です。歯をすべて失った総義歯では設計というより欠損粘膜などの取り方などが重要です。まだ残存歯のある部分義歯については1本残存症例から1本欠損症例まで多様です。
一言で部分義歯と包括できないところです。そこが面白いのです。与えられた条件下でいかに設計していくか。家を建築するようなものです。ただ実際の口腔内環境は複雑です。口の中にはワンサカ天文学的数値の常在菌がいます。また力がかかります。食事の際の咀嚼力、もっと強い力のかかる食いしばり、歯ぎしりなどのブラキシズム。口という小宇宙は家を建てる設計よりはるかに複雑です。
家を建てる際も予算というものの中で。土地の広さ土質や方向を考慮して、依頼主の要望を建築士は取り入れると思います。希望と予算に応じた設計と材料の選択です。もう無限のバリエーションになります。他方歯科ではどうでしょうか?
歯周病が進行しているケースとそうでないケースではかなり相違があります。歯周病のケースは土地が軟弱なようなものです。歯に多くの負担を求めるか(歯牙負担)欠損粘膜部に負担を求めるか(粘膜負担)、カリエスリスクや歯周病のリスク、審美的要素などを加味して設計します。材料も患者さんの予算と要望を考慮します。決して均一ということはありません。一人ひとり違います。日本人の好きな均一均等ということは当てはまりません。ここが部分義歯の面白いところです。
部分義歯でお困りの際にはご相談ください。要望に応じた口腔環境に適した設計を提案します。その際保険診療外の自由診療になることもあることはご理解ください。
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